アデュー
2021年01月20日
三重県津市で不動産会社を営んでおります、
株式会社イーエンの秋田ちひろです。
先週、父が他界しました。享年94歳。
「大往生ですねぇ」「もうそれだけ長生きされたら…」
他人様に亡くなったことをお伝えして頂いた言葉。
若くして亡くなられる方もいらっしゃるので、最もなお言葉ですが。
小さい頃は日曜になると近くの神社や古墳へ散歩に連れていってくれたり
父の膝の上でテレビの野球観戦をしていたと、妹と話していました。
たった一人の父を亡くした悲しみや寂しさは、父が何歳であっても変わらない様です。
普段は食欲旺盛な母の、意気消沈、食欲不振を目の当たりにすると
子供等以上の辛さなんだろうと気の毒に思います。
父は最期まで私達の話をしっかり聞いて理解していました。
母と子供三人で父と手を繋ぎ、感謝の言葉や気持ちと共に見送られたことは
幸いでしたし、最期まで家族を気遣っていた父を誇りに思いました。
日本語には「最後」と「最期」があるように。
フランス語の「さよなら」には「オ ルヴォワール」と「アデュー」があると聞きました。
「アデュー」は人生の最期に一度だけ交わす挨拶。
何だかお洒落です。