映画館派
2020年09月24日
三重県津市で不動産会社を営んでおります、
株式会社イーエンの秋田ちひろです。
弊社もある大門には、かつて「大門シネマ」という映画館がありました。
彼是30年以上前、結婚で三重に来て間もない私は「植村直己物語」という映画を
そこで観たことを記憶しています。
津市内で閉館してしまった映画館、覚えているのは、津新町駅前「津東宝」と
津新町通りの細い路地を入った「津スカラ座」。
戦後、津市内にはかなりの数の映画館があったそうです。
先日、映画好きの義弟が伊勢の「新富座」でいい映画を観たと話していました。
新富座は、厳選された名作を上映する古い映画館として有名です。
長く映画ファンに応えようと、オーナーは踏ん張って来られたのでしょう。
今、東京などは、コロナ禍で歴史のある小さな映画館の来場者数が激減して
経営者が苦しんでいるという報道を目にしました。
ライブハウスや小劇場もそうですが、閉所で行われる娯楽産業は本当に
苦難の時代になってしまいました。
古い小さな映画館で、灯りがパッと消えて騒がしいコマーシャル終わり、
映画が始まる時の一瞬の暗闇と静けさ。
あのわくわくは、古い小さな映画館でしか味わえない至福の感覚です。