命てんでんこ
2020年04月22日
三重県津市で不動産会社を営む株式会社イーエンの秋田ちひろです。
東日本大震災の後、「津波てんでんこ」という言葉を聞かれた方もおられるのでは
ないでしょうか。「てんでん」は「てんでばらばら」の「てんで」と一緒で
各自や各々の意味。
「津波てんでんこ」とは、地震が来たら全て手放し、各々が一目散に高台へ走れ
ということだそうです。
「てんでんこ」は各々が自分の判断で自分を守るという、力を持った言葉です。
子供のとき遊んだ「缶蹴り」は、缶が蹴られた瞬間、鬼から皆が散り散りばらばらに
逃げていきました。足が遅い小さな子は、大きい子が背負って、或いは手を引いて急いで逃
げていきました。
「てんでんこ」な遊びでした。
そう言えば昔の悪ガキは、身の危険を察知すると、足がすくまず、逃げ足がとても速かった。
ちゃんと四方八方にいなくなりました(笑)
今、「コロナてんでんこ」という言葉があるそうです。
テレビの中の東京の商店街は、今も人でごった返しています。
皆がしてるから大丈夫。というのではなく、自分のことは自分の判断で守ろうとすることが
「でんでんこ」です。